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APOLLO TIMES | Apollo Choco Theater |

013 Message from Mr. KATO. -3-

4.「ワン・ツゥ・スリー!」ドラムのリズムにホーンが加わって軽快な曲の始まりだ。
相変わらずのノアのヴォーカルに、ジョーが随所で追っかけ絡む。
「(ちょっと、ホーン・セクションが荒いか)」
ジャズのリズムにキーボードのソロが始まる。
観客全員(というよりも、特にここの周りの客の煩いこと・・・)が拍手と歓声。
次にペットとドラムの掛け合い!
「サンキュウ・・・、? でも可愛い娘ですね」
いつしか、ステージの袖からファンなのか、女の子(推定年齢5歳)が
見よう見まねで踊りながら中央と袖を行ったり来たりする光景が、観客との一体感を演じた。
「子供から、お年寄りまで愛されるファンクバンド。アポロ・チョコ・シアター~っつ」
もう、ジョーの独壇場になってしまった。
観客もそれに拍手で答える。これがアポロの真骨頂というべき姿だ。
「この秘密兵器、ポインターもバージョン・アップして参りました。次のバンドで使いたければ是非!」とジョー。
「レンタルでも?」とちゃっかりノア。
「(やるナ!2)」

5.「さぁ、もっと盛り上がって行きましょう!パスタ・ピース!!」
「(定番曲か・・・)」
“Hah! Hah! Hah! Hah! Hah! Hah! Hah! Hah! Hah! Hah! Hah! Hah!”
掛け声に始まって、重いブラスに迫力あるギターソロの音色からペットソロへと続く。
そして、サックスのソロ競演・・・まさに圧巻だ。そしてくだんのポインターが何と、

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6.間髪入れず、小気味よいベースのリードリズム・・・
「yeai yeai yeai yea! yeai yeai yeai yea! yeai yeai yeai yea! yeai yeai yeai yea!」
ステージの雰囲気も最高潮に達してきた。
「(ジェームス・ブラウンか?)」
ノアのソロが始まる、ダミを効かせたヴォーカル。エンディングに絶叫するノアに観客から盛大な拍手が起こる。
「(この連中、ついに乗らせてしまったな・・・)」

7.「二度と忘れません!皆様の頭の隅にでも、この“アポロ”という言葉が残るように」
いつもながら、ジョーの名セリフが機関銃のごとく発せられる。
「アポロ・ホーン・カモン」
ここぞと待ち構えていたホーン3人衆のユニゾンが炸裂する。
ギターのカッティングにベーシック・ベースが重なり、ドラムがハイハットでリズムを刻む、フィル・イン。
ベースからギター、ホーンにキーボードへと展開、キーボードのキータッチがよい。
あっという間にエンディングに向かい、会場は興奮の坩堝と化した。
拍手が鳴りやまない、円形公園の熱気が頂点に達したと思った矢先!
「ここで、3の倍数を言った時に、アポロはアホになりますっ、
いち・に・さ~ん、し・ご・ろ~く、しち・はち・く~ぅ」
「(? ほんま、アホや)」
「アポロ~ぅ、アポロ~ぅ・・・、アポロ~ぅ」と絶叫するジョー。
つられて、歌唱力豊かなノアまでも「あ、アポロ~ぅ」
「(や、やるナ!3)」
〜最終回へつづく〜
by apollotimes | 2008-10-30 14:27